健康ウオーキング指導士とは
厚生労働省より2006年には健康づくりのための運動指針、2008年には40歳以上の被保険者に対する特定健診・特定保健指導等の実施がうちだされ、今や日本は少子高齢化社会を迎え、国家的制作として「健康」に取組む時代となりました。
高齢化社会は、社会コストが高く、特に医療費の高騰は33.1兆円 (厚生労働省「平成17年度国民医療費」についてより)となり国、地方自治体、企業、個人共に非常に大きい負担を担うことになります。
一般社団法人ウオーキング協会は、ウオーキングが持つ身体運動に対する、機能を活用、運動不足で栄養過多などに起因する生活習慣病・メタボリックシンドローム等の予防・未病・疾患改善に役立て、心と身体の活力を促進し、活力寿命の延伸に役立てます。
健康ウオーキング指導士の社会的ミッション
ヘルスウオーキング&アクティブウオーキングの指導と助勢(目的型健康づくりと結果型健康づくり)
ヘルスウオーキングプログラム
【健康づくりのウオーキングとしての運動処方 未病・疾病改善への対応】
ウオーキングの運動機能を活用し、主に健康づくりの面からウオーキングをとらえ、その未病(兆候はあるが発症していない状態)・疾病改善対応の助勢目的で学習します。
ウオーキング機能に加え、栄養学やQOL(生きがいと生活の質)を加えたライフスキル並びに健康促進の理論と支援方法を学び、2006年「健康づくりのための運動指針」、並びに2008年特定健康診査、特定保健指導の助勢活動を行うことによって、生活習慣病、メタボリックシンドローム等の未病・改善による医療費の軽減、活力寿命の延伸に貢献できるプログラムです。
【ヘルスウオーキングの指導と助勢(結果型健康づくり)】
- ~From 40~
- 中高年、特に40歳を超えると、気力と体力が衰えはじめる傾向があります。また健康感も薄れがちになります。このような現象に対して、積極的にQOL(生活の質)を高めるライフスキルを身につけ、アクティブウオーキングライフで、人生にもっと活力を持ちたい人を助勢するためのプログラムです。
- ~From 60~
- 60歳は人生のハーベストタイム(収穫期)といえます。自分自身の円熟した知識や、獲得した知財をもって、自己実現に向けてアクティブにウオーキングライフを楽しむ。その結果、QOL(生きがい)が向上し、体力が維持され、結果的に健康が保たれる。即ち、満足感、充実感、達成感、幸福感等に満ちた活力寿命の延伸を助勢するプログラムです。
- ~世代間を越えたアクティブウオーキング~
- 世代を問わず、自然に親しむ、遠くへ出かける、日本や世界の自然を歩く、仲間づくりをする、ウオーキングをレクリエーションスポーツとして捉え、環境にもやさしいウオーキングを楽しむ人づくりのプログラムです。
プログラムとカリキュラム
履修期間:原則6ヶ月(追試制度あり)DVDによる通信講座
特性
- 自由度を重視した通信教育と、専門講師による座学(講義と実技)による学習。
- 権威ある大学教授と、それに準ずる専門性の高い執筆人の教材による講習。
- 専門性の高い講師陣による座学(講義と実技)。
- 座学履修後、レポートを提出し、認定を受け、対の通信講座へと進む仕組みで構成。(学びやすいシステム)
- 実施事務局内にコンシェルジュセンターを設け、レポート方式にて受講者の進行過程を検証し、かつ双方向で補修を行い一定の水準に達した受講者が定められた期間と場所において座学(講義と実技)を行います。
各課程の単位数及び内容
タイトル | 単位 | 内容 |
---|---|---|
ウオーキング マーケット概論 |
6単位 | ウオーキングの幅広い表現と、歩き方、歩く目的などによって分けられる多くのカテゴリーについて学び、さらに、そのウオーキング人口とウオーカーのタイプ等について学ぶ。 |
身体の健康 | 10単位 | 加齢、生活習慣病などについての知識を学び、身体活動によるQDLの向上を助成する能力を身につけることを目的とする。 |
心の健康 | 10単位 | メンタルヘルス、ライフスキルの知識と実践を学び、ウオーカーのQDLの向上を助成することを目的とする |
身体運動と ウオーキング |
8単位 | 活力寿命の延伸を助成するために、ウオーキング機能を活用した未病・疾病の改善について知識と方法を学ぶ。 |
実践マネジメント スキル |
6単位 | ビジネススキルとしてのマネジメントスキル、コミュニケーション・リーダーシップ・マーケティング・プレゼンテーション等を学ぶ。 |
実技 | 6単位 | ウオーキング実習を中心に、体力測定、地図の読み方等、ウオーキング指導士として、一般ウオーカーよりも知っておかなければならない事項について学ぶ。 |
健康ウオーキング指導士の活躍が可能な 2つのワーキングフィールド
資格取得後のビジネス領域については、以下の職域を想定して履修プログラム&カリキュラムが組まれています。